「青の造形」ー中央構造線上の漁村空間/三重県鳥羽市

開催概要

会期 2020年4月11日(土)~7月5日(日)会期中の休館日6月26~30日
場所 海の博物館 ギャラリー
WEBは「こちら」

本展覧会は,青石で空間が創られた漁村に着目し,三重県鳥羽市の離島,和歌山県和歌山市和歌浦湾域,愛媛県伊方町の3地域の漁村を建築学の側面から紹介するものです。これらの地域は中央構造線上に位置し,青石(緑色片岩)が多く露出することから,様々な青石の使われ方で漁村空間が形成されているのが特徴です。青石の創り出す漁村の街並みや路地,石垣,民家などを図面・写真・スケッチ・地形模型などで展示しながら,異なる地域で同じ素材がどのように使われているのか,その空間の類似性と差異性を見出しながら,各地域の漁村の魅力をご覧いただければと思います。同時に今後の漁村のまちづくりを様々な切り口から議論する講演会やシンポジウムも開催し,漁村の新たな方向性や価値観を共有する機会となることを企図しています。

主催:下田元毅,宮崎篤徳
共催:鳥羽市立海の博物館,三重大学 海女研究センター

【講演会スケジュール】

●4月11日(土)講演会「建築家の翻訳力ー建築と漁村空間」漁村で建築作品をてがけた建築家を招いた講演会
時間:13時~16時30分 講演者:貝島桃代(建築家/アトリエ・ワン/筑波大学准教授)、湯谷紘介(建築家/湯谷建築設計)
●4月18日(土)学術座談会「漁村の展開力3(若手編)」漁村をフィールドに活動・卒論・修論をまとめた座談会
●4月19日(日)講演会「漁村空間の慣性力-鳥羽の離島」鳥羽の離島にフォーカスし、漁村の魅力を建築学から紹介する
時間:13時~16時50分 講演者:下田元毅(大阪大学助教)、宮崎篤徳(関西大学研究員)、大井隆弘(三重大学助教)
●5月9日(土)学術座談会「漁村の展開力1(学術編)」漁村をフィールドに研究、まちづくり活動を行う若手学者による公開研究会
●5月17日(土)まち歩き座談会「漁村の展開力2(まちづくり編)」菅島の景観について、レクチャーを受けながらまち歩きを行い菅島の魅力を体験する

★講演会のお申込みはFAXまたはお電話にてお願いします。
★講演会を複数参加される場合は、1回目のみ入館料をいただきます。

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