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不動産業?ぼくら生活相談業です-奈良吉野地方の玄関口「吉野町」で空き家コンシェルジュを募集-

ありがとうございます。こちらの求人は現在選考に入っております。再度募集を行う場合は、2月中旬以降に再度告知をさせていただきます。

2017年、奈良県の吉野地方で家を探す機会がありました。希望は「一軒家で、シェアハウスとして利用できること」。

民間の不動産会社さんや市町村の運営する空き家バンクを訪ねる中、ある人から「吉野町を訪ねてみては」と教えてもらいました。「吉野町上市移住定住促進支援センター」というかたい名称に少し緊張して訪ねると、スタッフの二人が笑顔で迎えてくれました。

希望を伝えると、空き家バンクに登録された物件リストの中から、一軒の空き家を案内してもらいました。

まずは床や畳の状態、雨漏れがないかといったハード面の確認をしていたのですが、ポロポロと身の上話をはじめる自分がいました。現在の貯金額と収入、これからKiiで取り組みたいこと。営業トークのないお二人を信頼し、気を許したんだと思います。

よくよく考えてみれば、家探しはこれからの生活づくりに直結するもの。

「ぼくらの仕事は不動産業というよりも、生活相談業です」

そう話す彼らが、はたらく仲間を募集しています。

<吉野暮らしの相談所>

「吉野町上市移住定住促進支援センター」は、一軒の空き家を改修して、2015年に誕生しました。水・日曜日を除き9時から17時のオープンです。

今回は、地域おこし協力隊の制度を活用した募集です。採用が決まると、吉野町内の空き家を借りて住むことに。ここで暮らしてきた地元の人と知り合ってみる。そして自身の移住体験を踏まえつつ、ここで暮らしたい人に寄り添っていく仕事です。

気になったら、気軽に問い合わせてください。

ありがとうございます。こちらの求人は現在選考に入っております。再度募集を行う場合は、2月中旬以降に再度告知をさせていただきます。

<内見をしながら、話を聞く>

今回は空き家を内見しつつ、スタッフのお二人に話を聞きました。

2015年から吉野町に住むのが、近藤大貴(ひろたか)さん。福井県出身です。一月の16日をセンターに勤め、タブラ(ダルブッカ)奏者として活動しています。京阪神を中心にライブを行い、自宅で教室を開催。京阪神へ日帰りで移動できる立地にありながら、ものづくりに適した静けさに惹かれて、吉野町へ。

-近藤さん、ここはどんな物件ですか?

「空き家になって15年が経ちますが、状態がとてもよいんです。こまめに手入れされてきましたし、空き家バンク登録前に水回りをリフォームされています。もしも入居者さんが水回りを改修すると、補助金を用いても数十万円単位でお金がかかりますから。ぜひよい方に住んでほしいんです」

ガラガラと戸を引く。

「建具(たてぐ)も生きていますね」

-近藤さんは、もともと古民家とか、好きだったんですか?

「いえいえ、不動産は素人でしたよ。大阪に8年住んでいた時は、家は『借りたらすぐに住めるもの』だと思っていましたし。一人一人の話を聞きながら、仕事を覚えたんです」

-どんな相談がありますか。

「改修に不安を覚える家主さんも、相続に悩む家主さんもいます。借主さんにも困りごとはあります。『移住して生活がどう変わるの』『Uターンしたいけれど、最近地元はどうなっているのか』『仕事はありますか』。」

-不動産を紹介するだけではないんですね。

「吉野町では、空き家コンシェルジュと連携を行なっているんですけれども。代表理事であり、上司にもあたる有江が言うんです。『この仕事は不動産業というよりも、生活相談業です』って。かえって、不動産業界での経験が邪魔するかもしれません。僕らの役割は困りごとを引き出し、信頼関係を得ること。専門分野については、プロの方と連携していきます」

-どんな専門家と連携するんですか?

「相続の不安があれば、町内の司法書士さんや空き家コンシェルジュの弁護士さんに相談を行います。家主さんが遠方に住んでいて、草刈りが難しい時はシルバー人材センターへ。また雨漏りの相談であれば、工務店さんにおつなぎします」

有江さんと

「仕事はできるだけ、町内の事業者さんにお願いします。この間は草刈りをお願いしたシルバー人材センターの方から『空き家になるらしいんや、力になってくれん?』と相談いただいたんです。そういう循環を生むことも、僕らの仕事です」

-空き家バンクの制度自体は知っていても、利用するきっかけは、けっきょくは人づてなんですね。

「面白いですよ」

考えてみれば、知り合いが一人もいないまちへ、いきなり移住する人はそういない。Uターンや移住は、小さな縁を重ねた結果と言える。その始まりは、イベントや仕事、あるいは記事を読むこと。

「わたしも、そうだったんです」

そう話すのは、女性の窪田さん。

-吉野町に来る前は、何をしていたんですか。

「大阪の梅田で、販売の仕事についていたんです。好きな仕事だったからこそ、だんだん『この先10年、20年続けていけるのか』と思うようになり。同じころ、通いなれた通勤路の風景が、どんどん変わっていったんです。田んぼや畑が、マンションに」

「あるイベントで、吉野町に住む人と出会ったんです。その一人である渡會(わたらい)さんが、ゲストハウスの管理人をしていると話していて」

-どんな風に過ごしたんですか。

「近鉄に乗って、1時間20分。それまで吉野町を訪れることはなかったんです。吉野町は、少し歩くと、深い自然が広がっていて。山があれば、深呼吸できる自分にも気づけて」

「ここで生活したい、と思ったんです」

窪田智美さんが撮影した写真。Facebookのアルバムには、窪田さんの見た吉野が並ぶ。

仕事を探すなかで、センターの募集を知った。決め手は人だったのかもしれない。町役場の担当職員である八釣直己さんと話し、「やっていけそう」と思った。

2017年8月にセンターの顔となった窪田さんは、「上市スタンド」の利活用プロジェクトをはじめた。

「上市スタンドは、チャレンジショップなんです。ここで商売を試して、ゆくゆくは町内の空き店舗で独立開業する人を生むため、2016年にはじまりました。吉野町に暮らしはじめると『大阪へのお土産が買える店』や『夕飯を食べられるご飯屋さん』がほしくて。自分がやってみようと思ったんです」

-着任して4ヶ月とは思えないスピード感ですね。

「空き家コンシェルジュと連携したセンターだからこそ、業務内容が明確であること、そして先輩である近藤さんの存在に支えられているんです。それから、もう一つ決めたことがあるんです」

「今までの自分にとらわれず、動いてみたいんです。この3年間は」

吉野町には、色々な関わり方がある。近藤さんのように二足のわらじをはく人も、窪田さんのようにプロジェクトをはじめる人も。まず気になった方は、吉野町を訪れてみては。ゲストハウス三奇楼に宿泊し、記事に登場したみなさんと出会ってほしいです。

ありがとうございます。こちらの求人は現在選考に入っております。再度募集を行う場合は、2月中旬以降に再度告知をさせていただきます。

名前

年齢

住所

メールアドレス (必ず記入をお願いします)

電話番号 (必ず記入をお願いします)

問い合わせ内容・自己紹介

<募集要項>

 空き家コンシェルジュ
募集職種吉野町地域おこし協力隊
給与基本給(月額)166,000円
隊員の活動に係る費用は、「吉野町地域おこし協力隊活動支援補助金交付規程」により町が負担します。
仕事内容 空き家対策部門
移住定住促進支援センターを拠点に空き家の利活用等に従事
勤務地
勤務時間原則として8:30〜17:15(休憩12:00〜13:00)
休日休暇月16日勤務
応募資格経験、学歴問いません
採用予定人数1名
応募資格都市地域に生活の拠点があり、吉野町に移住し住民票を移動できる方/普通自動車免許を取得している方 /一般的なパソコン操作ができる方
応募の流れまずは下記よりご応募・問合せください

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(写真と文 大越元)