
コーヒースタンドをはじめるまで(庄司颯さん19歳)
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三重県出身の庄司颯(はやて)さん、19歳。
彼は、2017年1月にえんがわの敷地内でコーヒースタンドをはじめる予定です。
これまでの歩みを聞きました。
<高校時代>
-どんな高校生活を過ごしていたんですか?
あんま楽しかった思い出はないですねー。1年生のときだけ、バスケ部だったんですけど。特にやりたいこともなく、平凡に過ごしていました。
-勉強は?
あんま得意じゃなかったです。県で中の下ぐらいの高校で、出席日数さえあればという感じで。
-卒業後の予定は?
最初は就職しか考えていなくて。パティシエになろうと思っていました。姉が二人いるんですけど。まねて、お菓子をつくったんです。親とかに食べてもらって、「おいしい」といったときの表情がずっと。僕のなかで残っていて。
それからしばらくして、姉が近所のカフェに連れていってくれたんです。のんびりした空気がいいなぁと思いました。それで、大阪の専門学校のカフェコースへ進みました。
就職を考える時期が来て、学校の掲示板に出ていたのは、ホテルとか料亭ばかり。違うなと思って。いいなと思うカフェを、自分で探し歩きます。4県を回ったけれど、未経験での採用は難しい。どこも行けずに帰ってきました。
-それで2016年の春に三重へ。
とりあえず実家に戻ってきました。お金を貯めて、また出ていくつもりだったんです。
ちょうどそのときBookcafe kujuでアルバイトを募集していて。いまは、土日祝日に働いています。
-今回、店をはじめるきっかけは?
ちょうど、えんがわの話を知り合いづてに聞いたんです。「これから飲食店の許可をとって、 若者がトライアル出店できる場所にしようとしてる」って。ぼくは専門学校にいたときから、店をやりたかったんです。せっかくだし「やっちゃおう」と思いました。
-コーヒースタンドって、どんな空間ですか?
カフェと違って、テイクアウトが中心です。おいしいコーヒーを気軽に買っていただいて、自分の好きなところでひと息入れてもらえたら。店内は、ベンチとカウンターだけのシンプルなつくりに。大阪にいたとき、よく利用したんです。新宮にもあったらいいな、と思いました。
-アルバイトを続けながら、まずは、週3日からのオープンですね。
はい、自分でできる範囲ではじめていけたら。
-元手も大きくかからないし、小さくはじめられそう。
専門学校に通いながら、「いきなり自分で店をオープンするのは、ハードルが高い。試せる場所があったらいいな」と思っていたんです。。
-どんなお客さんに来てほしいですか?
幅広い年齢層のお客さんに来てもらえたら、うれしいです。自習室を利用する高校生も、コーヒー片手に勉強してもらえたら。
-高校生とやってみたいことはありますか。
レシピを一から起こせたらいいな。
たとえば「スムージーつくりたいんやけど」と声をかけてくれたら「どの野菜を入れる?」「味つけは?」「原価はいくらぐらい?」と一緒に考えていく。最後は「これぐらいの価格やね!」と。
将来自分で何かはじめたい子がいたら、いい経験になるかも。それと、将来の夢なんてないという子も!手を動かしてみたら、自分の興味が見えることもある気がします。
Coffee Stand 納屋 | |
営業日時 | 月・水・金 10〜18時 |
住所 | 和歌山県新宮市千穂1-3-1 |
*この記事は、Youth Library えんがわの連動記事です。コーヒースタンドのとなりに「高校生向け自習室」がはじまります。こちらで自習したい人&当番を募集しています。
詳しくは、下記からどうぞ。