BOCHITAKO ぼちぼちのたこ焼き屋/奈良県三宅町

グローブやスキー靴の産地である奈良県三宅町。インターチェンジを降りたところに、ぽつんと一軒のたこ焼き屋さんがあります。家の勝手口のような入り口を開けて、この日注文したのは「塩たこ焼きマヨネーズ乗せ(8個入り)」。どうやらわざわざ焼いてくれているようで、待つこと10分。大きめのタコにカリカリというよりはフワフワのタネのたこ焼きです。

たこ焼きを食べて一息ついていると、店の方と常連さんに声をかけられる。「お兄さんはどこから?」「奈良市です」「もともと奈良じゃないかしら?九州?」そこから会話が弾み、「お隣川西町では、子供の頃お母さんたちが貝ボタンづくりを内職していたの」「貝殻の買いつけにアジアへ行ってたなあ」「昔は近鉄奈良駅の隣に油阪駅があってね、路面電車が走ってた」「びっくりうどんが昔はほんとにびっくりでね」「三宅町のグローブづくりは、もともとスポーツメーカーの製造を担っていたから腕は確実」「(兵庫県の)但馬と(島根県の)石見から移住したから但馬と石見がある」「ヒノヒカリでも柳生と三宅町では味が変わる」「うまい米を食べるには、精米機が循環式じゃないと・・・ あそこのコイン精米機がうまい」「ゴマがほしいの?聞いてあげるね(電話が始まる)」「菊谷本家の口餅と白玉屋のみむろ(最中)は食べて」「正月のオススメは三輪山と石上神宮と長谷寺と大安寺と」「シロヘビが見たい?それならね」

お腹いっぱい、頭もいっぱいになって帰りました。

ちなみに店内にはアルバイト募集の記事もありましたよ。
気になる方はまずは食べに行ってみよう。

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