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「産地へ足を運び、一緒に考えるデザイナー」を目指して/村上航さん

村上航さんは大学4年生のとき、川上村の地域おこし協力隊になりました。そして川上村での3年間を経て、デザイナーになりました。

やまいき市

2013年に川上村へやってきた村上さん。翌年に、協力隊の神保大樹さんとやまいき市を立ち上げました。これは、村のおばあちゃんがつくる野菜を村内で販売するマルシェでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

村上:当時は、村内で村産の野菜を買える場所がありませんでした。僕自身、大淀町の吉野ストアまで野菜を買いに行っていたんですね。そこで、神保くんと共に、村のおばあちゃんたちへの企画提案から始めました。

 

 

 

 

 

 

 

 

森林が面積の90%以上を占める川上村ですが、高原・中奥地区を中心に野菜をつくるおばあちゃんたちがいます。現在では40人が登録するまでになりました。

生産者との出会い

やまいき市の活動エリアは、村内にとどまりませんでした。川上村を源流として、和歌山市まで続く全長136㎞の吉野川(紀の川)。流域のおいしい食材を仕入れて、やまいき市での販売をはじめました。

 

 

 

 

 

 

 

 

村上:森と水の源流館の尾上忠大事務局長に相談し、和歌山県・紀の川農協の宇陀篤弘さんを訪ねました。そして加太の干物、和歌浦のシラス、雑賀崎の灰干しサンマ。流域の生産者とつなげてもらったんですある漁師の方は、川上村の山が元気だから、栄養分が流れこんで和歌山の漁師は今日も魚が獲れる」と話してくれました。

農家、林業家、漁師。一次産業の仕事に触れる中で、村上さんにはある想いが膨らんでいきました。

村上:この人たちの魅力的な仕事を伝えたいと思ったんです。

村上さんは独学でデザインを学び、やまいき市の広報ツール制作に取り組んでいきました。

デザイナーになる

村上さんに影響を与えたのは、吉野地方に暮らし働くデザイナーの存在でした。

暮らしの中で薪割りなどもしつつ、“野生児ときどきデザイナー”という肩書きで活動する廣瀬佑子さん。木材から検品までを吉野で行う「tumi-isi」を国内外に届けるプロダクトデザイナーの菅野大門さん。東吉野村に「オフィスキャンプ東吉野」をかまえ、空間デザインからグラフィックデザインまで取り組む坂本大祐さん。

3人に共通するのは「農業や林業の産地へ足を運び、生産者と一緒に考える」姿勢でした。

仕事で、暮らしで川上村へ

村上さんは、2016年に大阪のデザイン事務所へ就職をしました。様々なデザインワークに取り組み、一歩ずつデザイナーとしての力を蓄える毎日。そして今も仕事で、地区のお祭りに参加するため、毎週のように川上村へ足を運んでいます。

こちらは、村上さんがディレクションを手がけたムービー「山に暮らす vol.2」。ぜひ夏の川上村を観てください。

ふるさとワーホリin奈良県川上村

村上航さんもモデレーターを務める「ふるさとワーホリin奈良県川上村」。川上村での「働く」と「暮らす」を通して、自分の肩書きに出会ってみませんか?

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