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「誰にでも始まりがある」。ナチュラルガーデンで働く仲間を募集/和歌山県

たくさんの“初めて”が散りばめられている

「ここにはたくさんの“初めて”が散りばめられているんです」。

とびきりの笑顔で迎えてくれる店長の知加子さんは、太めの眉を上げてこう笑った。

ここは、和歌山県有田川町にある「ナチュラルガーデン」。今回は、働く仲間を募集します。飲食店での勤務経験は問いません。まずは、このレストランのことを、知ってみてほしい。

知加子さんのいう「初めてが散りばめられている」って、どういうことだろう?

生まれたその年に初来店を果たした男の子。3歳になる今は、彼だけの「特製お子様ランチ」が大好物だとか。はたまた「プロポーズしたいんです」とディナーの予約に訪れるお客さん。「100回食べるのが目標なの」と毎週ランチに訪れるご近所さんは、94歳。そういえばこんなこともあったな。町民に音楽を楽しんでもらおうと、ジャズライブを開催したときのこと。チラシを渡した常連さんが「“ジャス”ってなに?」。

人の歴史を見れて、うれしくて

知加子さんは「飲食の仕事って、定番のメニューを盛り付けて、運ぶだけじゃないんだよ」という。毎日訪れるたくさんの初めて。それは、ときに思いがけない食材だったりもする。

「だから、ずーっとやれる仕事だろうなあ」と知加子さん。「人の歴史を見れて、うれしくなる仕事でもあるんです」。

働く人の“初めて”に出会う

もちろん働く人の“初めて”にも、たくさん出会う。

オープンの一月後から働く希(のどみ)さん。短大で製菓を学んだ彼女。一度は違う職業を経て、もう一度お菓子をつくる仕事に就きたいと思った。

3年目の将裕くん(24)は、元・湯浅町役場職員。高校を卒業して働くこと4年。「このままずっと働くのかなあ」。趣味の筋トレを続けるうち、料理へ興味が湧いた。家族に振る舞ってみた。「おいしい」の一言がうれしくて、転職を決めた。

去年もまた、新しい仲間が現れた。育摩さん(33)。学校卒業後は、熊本県へ。半導体工場で働きつつ、週末は居酒屋でアルバイト。ホールの合間に、キッチンを手伝うように。料理に目覚めるきっかけは、まかないだった。同僚たちの「おいしい」がうれしかった。そして2018年に地元へ帰ると、はっさく畑の隣にフランス料理店を見つけた。

ナチュラルガーデンでは、料理も接客もフィフティーフィフティ。なぜならば基本は同じだから。「訪れてくれたお客さんに、来てよかったなと思ってもらえたらいいな」。不思議なことに、そうして日々働くと、暮らしも楽しくなる。「学ぶのは料理だけじゃありません。言葉遣い、もてなし・・・」。

誰にでも始まりがある

2014年にナチュラルガーデンを始めたオーナーシェフの前川さん(57)。18歳からリーガロイヤルホテルで働き、前職は“アンデルセン総料理長”。怖い人かと思いきや、「誰でも最初はできなくて当たり前なんです」と一言。

かつて料理の世界に入った直後は、料理のイロハも知らなかったのだとか。

「就職したてのころ、提供するアイスクリームに黒いツブツブが入ってて。慌てて聞いたんだ。『シェフ・・・このアイス、チリ入ってますけど?』。『それバニラビーンズだから!(笑)』」。

さて、ナチュラルガーデンでは働く人を募集しています。

経験は問いません。週1で働きたいパートの方も、フルタイムで働く正社員もどうぞ。ちなみに2018年からは、お店自体を週5日営業にしました。もちろん仕事も大事だけれど、プライベートも大事にしてください。おいしいまかないを食べて、楽しく働きましょう。

この仕事を紹介してくれた人

楠部睦美さん(むっちゃん)/和歌山県有田川町で「ゲストハウスもらいもん」を営んでいます。