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「20代で移住し、デザインで起業すること」Kozacara/デザイナー/和歌山県古座川町

「道ばたでかけてもらった『あれいいやん』の一言だったり、オフィス前を通る小学生の『おはようございまーす』だったり、差し入れ弁当だったり。一つひとつの制作を通して、たしかに地域に反映されて、積み上がっていく。その実感があります」

和歌山県古座川町(こざがわちょう)に拠点をかまえ、デザイン事業と不動産事業を通して、もっと心地よい生活をつくろうとする株式会社Kozacara(コザカラ)。

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当時22歳の岩倉昂史(たかし)さんが2015年10月にはじめた会社です。

今回は、3人目の社員にあたるデザイナーを募集します。

技術としては、3年程度の実務経験があり、WEB制作を中心に、紙媒体の制作もできると望ましいです。まだ若い会社ですが、岩倉さん自身がデザインを手がけることもあり、きちんと迎える体制は整えたいと考えています。

与えられたコンセプト通りに仕事をこなすのではなく、クライアントさんの横で、コンセプトの組み立てから取り組んでいきたい。そのとき、ビジュアルに落とし込んでいくデザイナーは、欠かせない存在になると思うんです」

デザインの力を信じている人。今は都市部で勤めていて、より顔の見える中で仕事に取り組みたい人。紀伊半島出身で、デザインを通して地域に関わりたい人。

ぜひ読んでみてほしいです。

 

本州最南端の串本町にほど近い古座川町。

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その名の通り、町内を古座川が流れています。2005年に町村合併が行われるまでは、和歌山県下一、面積の広い自治体でした。山あいの土地に、2,869人が住んでいます。

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スーパーやガソリンスタンド、商店が続き、町の行政機能が集まる高池集落。町役場から高池小学校へと抜ける路地に、Kozacaraのオフィスはあります。

Kozacaraが、これまでに取り組んできたデザインの一例を紹介すると、古座川町産ジビエのブランディング、南紀熊野ジオパークのパンフレット、8月に開催されたイベント“川の家”のポスター、農家さんによるキンカンジャムのパッケージ…

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ポートフォリオは多岐にわたるけれども、岩倉さんが越してきたのは2015年の4月。

「まだ一年半なんです。もっと長いこと住んでる、って思われるんですけれど(笑)」

岩倉さんは、どうして古座川へ来たのだろう。これまでの歩みをうかがう。

「18歳で高校を卒業後、いくつかの仕事をしてきたんです」

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料理好きが転じて、飲食店でアルバイト。その後、京都でシェアハウス併設のカフェの経営を任された。内装を考えるうち、デザインへの興味が高まり、美容メーカーのデザイン部で半年間修行。その後はソーシャルビジネスの起業支援を行う会社へ。

20歳から21歳にかけて、11の都道府県を訪ね歩いたのち、古座川町へ。

「全国を訪ねるなかで、移住のハードルをどんどん上げられて。『はじめの3年は口も聞いてもらえないぞ』と。その覚悟で古座川を訪ねると、会う人会う人、よく話を聞いてくれて」

「ご縁やタイミングが重なり、ここなのかな、と思ったんです」

順風満帆に思えるけれど、試行錯誤もしてきました。

「『どうしてそのコンセプトになったのだろう?』言われた通りに制作しても、そのプロジェクトや地域がよい方向に向かうとは考えにくい案件もあります。そうした中、コンセプトづくりから、クライアントさんと横並びで進めていく必要性を感じました。そのためにも、僕はできるだけ、クライアントさんとの話し合いに時間をかけたいと思いました。そして、仕事量も多くなってきているので、デザインを任せられる人を迎えたいんです」

今後、Kozacaraではどんな仕事に取り組んでいきたいのだろう。

ここで、岩倉さんは近日リリースされる古座川町産のジビエブランド“金もみじ”のホームページを紹介してくれた。

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今は日本全国で、シカやイノシシなどにより、田畑の作物や庭に植えた花が食い荒らされる「獣害(じゅうがい)」が深刻な課題になっている。

そこで古座川町では、食肉加工の施設を立ち上げました。猟師がワナや銃で捕獲した肉を加工販売することで、事業として成り立たせたいと考えた。

そこで岩倉さんは、トータルブランディングを受注。キャッチコピー、ロゴ・パッケージ制作といったクリエイティブから、ターゲットを絞り、価格を設定するまで。古座川町の役場職員、猟師、料理人たちと、一年間をかけて組み立ててきました。

そのコンセプトは「わたしがつくる幸せ」。

「はじめのうち、町は『ぼくら獣害に困ってます、問題やから食べてください』という姿勢だったんです。でもそれで食べたくなります?そこで、ちょっと特別な日のごちそうとして、鹿肉を提案しています。食べる人も、獣害に悩む古座川町も幸せになってもらえたらと思うんです」

これまで鹿肉とは縁遠いとされてきた、30代後半からの女性に届けたいと考えた。

「既存のデザインって、墨汁で『鹿肉っ!』って描いたようなものが多かったんです。金もみじは、逆に繊細なロゴをつくりました」

このホームページにはもう一つのしかけがある。

「撮影のモデルは、古座川町の人です。実は、地元の人たちも、鹿肉から遠ざかっていたんです。金もみじをきっかけに、町の中で食べられるようになったら。獣害を乗り越えて、ここで生活していこう。そう思うきっかけになったら」

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どんな人に来てほしいですか。

「制作が好きな人。たとえば今大阪や東京にいて、クライアントとディレクターに挟まれて、夜も帰れなくて、制作物も、誰がよろこぶのかわからない。でも、心の底では『誰かに届けられたら』。フツフツとそう感じている人が『ここかもしれない』と思ってもらえたら」

「横並びの距離感で仕事していけたらと思うんです。僕が打ち合わせを終えて事務所に戻り、イメージを伝える。デザイナーさんから『こっちのほうがいいんちゃう?』と提案してもらえたら『それは思いつかなかったわ』『つくってみましょか』と」

技術面はどうですか?

「3年ぐらい現場経験があるといいと思います。ホームページやパンフレットのヴィジュアルがつくれて、欲を言えばフロントエンド(ホームページの外観を形成するHTMLやCSS)を書ける人だとなおよいです」

 

今回は、Uターンの人はもちろんのこと、県外から越してくる人にも来てほしい。

「いきなり『ここに骨を埋めてください』とは言えません。Kozakaraでの経験を次につなげるのもいいと思います。ただ、腰かけのつもりで2、3年だと難しい。というのも、Kozacaraの仕事の面白さって、年々積み重なっていくところにあると思うからです」

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最後に、Kozacaraの今後について。

「行政と連携をしつつ、環境の整備から取り組んでいけるようになったら。たとえば農業大国のフランスでは、農家以外の農薬使用を2020年まで禁止する法律が立てられました。ルールをつくることから、みんなの向かう方向が見えると思うんです」

「組織としては、今後5年ほどをかけて、10人程度の会社になろうと考えています。いなかだからゆっくり行こう、給料は安くてもいいやとは思っていません。そこはちゃんとしていきたい。だからこそ、仕事の上できびしいこともある。案件が重なる時期もあると思います。ただ、大変な時があったとしても、そこで食べられるご飯、まわりに住んでいる人の声、仕事の反映は見えると思います。なにか希望を感じたら、連絡ください」

<生活編>

2016年に入社、総務を担当する尾崎さん(23歳)に話をうかがいました。

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<募集要項>

法人名株式会社 Kozacara
募集職種デザイナー
雇用形態正社員
給与月給200,000円〜300,000円(スキル考慮)
福利厚生保険(健康保険、雇用保険、団体保険等)・年金(厚生年金、共済年金、企業年金等)
仕事内容デザイン
・WEBデザイン
・ロゴマーク、商品パッケージ制作、パンフレット制作
【具体的には】古座川町周辺のホテル、食品加工会社、飲食店、行政とのプロジェクトなど
勤務地和歌山県東牟婁郡古座川町高池694
勤務時間9:00~18:00(休憩時間 12:00〜13:00)
休日休暇週休2日制(土・日)、祝日、GW、夏季休暇、年末年始、慶弔休暇、有給休暇、特別休暇
応募資格 ・Photoshop、Illustrator等を操作できる方
・基本的なHTML/CSSのコーディングができるとなおよいです
・webデザイナーとしての実務経験
・DTPの制作経験もあるとなおよいです
・未経験でもどうしても応募したい方は問い合わせください
採用予定人数1名
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