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「転職の一歩、移住の一歩、一歩一歩がステップアップ – 30歳でサラリーマンを退職して田舎へ来た意味とは-」/ 中尾拓哉さん/尾鷲市朝日町

職場:おわせ暮らしサポートセンター

任期:2017/2~
最近、日本中の田舎で限界集落が増え、過疎化が進む問題が深刻化している。あちこちの地域で人口減少対策として移住促進に取り組んでおり、政府も力を入れている。そういった時代の流れと共に新しい働き方としてノマドワークやサテライトオフィスなどのスタイルが増え、都会と田舎、都会と海外、田舎と海外なんて二拠点・三拠点居住をしながら仕事をする人も増えている。

「そんな日本の社会問題や新しいスタイルの働き方、生き方が次々と広がっているのに、ずっとサラリーマン?この環境?今のままでは面白くないな。」メーカーで勤務しサラリーマンをしていた当時、「何のためにここにいるんだろう」と自分の働き方を見つめ直す機会があった。「このままでは嫌だ。もっと社会や人の役に立つ仕事がしたい」と覚悟を決めて転職、そして田舎に移住した。

<尾鷲に縁はなかった>

もともと尾鷲には縁もゆかりもなかったんですよ。笑

転職を考えているときにたまたま現地見学会があって、参加したら、尾鷲の人に魅力を感じたんです。見学会に参加したタイミングとそこでできた縁がきっかけで尾鷲に決めた感じです。

あとは仕事内容も最近注目されている「空き家・DIY・移住」に関われる仕事だったので、空き家を利活用できるスキルを学びたいなって想いがマッチしました。「空き家の改善を通じて社会問題に関われる仕事をしながら自分もスキルアップできるなんて最高じゃないですか〜。」

田舎で挑戦したいという想いはたくさんあった。

人口減少によりこれから数十年で1000を超える市町村がなくなると言われている。田舎にはいい物・人・場所がたくさんあるのに無くなってしまう。これからこういった問題がたくさん増えてしまうのだから、それに携われる仕事をしていきたい。何より自然が好き、アウトドアが好き、田舎が好き、なのでそれを活かした「楽しいを仕事にしたい」「好きなことを仕事にしたい」と思っていた。

<尾鷲で見たもの>

おわせ暮らしサポートセンターで取り組む空き家は、すごくビジネスの可能性があると思っています。立派な尾鷲ヒノキでできた家、海が見える家、面白い家なんかもたくさんあります。そういう家を活用できるスキルを学びたいです。尾鷲で積んだ経験は、今後、他の地方に行っても役に立っていけると思います。

2018年4月にNPO法人を立ち上げます。空き家を利活用してビジネスに展開していくためです。そこで副理事長をすることになりました。

会社を運営した経験はないんですけど、でも自分にとっても新しい挑戦の場なので楽しみですね。

色々イベントを企画していて、田舎に人を呼んでくるってすごく大変なことなんだと実感してます。まして移住や転職となるとなかなか踏み出せないと思います。

そんなに深く考えなくていいのになって思うんですけどね。笑

半年でも1年でもいてくれたらそれだけでも嬉しいんですよね。極端にいうと年に数回の観光できてくれても嬉しいです。そんな感覚で自分の活動範囲を広げていけばもっと視野も広がって出会いもあっていいと思うんですよね。

<尾鷲で生活して>

自分一人の力で尾鷲を活性化できるなんて思っていません。でも、今の仕事をしながら「尾鷲っていいな」と思ってくれる人が移住してきたり、私が相談したことで「羨ましい」「こんな生活おくりたい」と言われたりするので、そういう人が一人でも田舎に行くお手伝いができることで、少しでも田舎が元気になれば、地域貢献につながるんじゃないかなって思っています。

私の経験談ですが、「転職」や「移住」ってガラッと生活が変わります。都会のサラリーマンに「こういう生き方もあるんですよ」って伝えたいですね。「東京を離れたほうが、もっと力を活かせる」こともある。地域に移り、のびのびしながら働き暮らし、仕事をつくっていく。そういう新しい生きかたを今からしてもいいんじゃないかな。

30歳でサラリーマンを辞めて田舎に来ても活躍できる場なんてたくさんありますよ。田舎は常に人不足ですから。

私も転職の一歩、移住の一歩、動く前はすごく悩んでいたんですけど、動いてみたら全部が新鮮で楽しいことばっかです。こんなことならもっと早くしておけばよかったと今では思ってます。

今いる環境でやっていることは全部が学びになっていて経験を積ませてもらってます。新しい環境で何かをするってことは自分のステップアップに繋がっているんだなって思いました。行動してみないとわからないもんですね。

田舎を元気にする今の仕事にやりがいを感じています。

自分のように田舎に出て活躍してくれる人が一人でも増えたらいいのになって思ってます。 合わなければ次を考えればいい。それぐらいの気持ちでもいいかもしれません。

今の生活に悩んでいるようでしたら「転職」「移住」の一歩もありだと思ってほしいな。

あなたを求めている地域はきっとたくさんありますよ。

 

<第一歩を尾鷲ではじめてみませんか?>

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