ふるさとワーホリin奈良県川上村-自分の肩書きに出会う3週間-始まったよ
ふるさとワーホリin奈良県川上村–自分の肩書きに出会う3週間–が始まりました。
今日から4人、のちに2名が到着して計6人で過ごす2週間です。
訪れるみんなにとってはもちろんのこと、迎えるみんなにとっても良い時間になればと思い、5月ごろから企画のミーティングを重ね今日に至りました。
大工チームのみなさんが連日暑い中で工事に一生懸命取り組み、一般社団法人おおずみ舎を立ち上げた横堀美穂さん、村上航さん、岩本さんが書類作成に奔走して。地域おこし協力隊である奥田絵くんが裏方の仕事を惜しまずに。エリックマタレーゼさん、村山祐理さんは自分の言葉で村を伝えてくれました。(イベント開催にあたり、広報をお手伝いしてくださったハローライフ の方々にもとても感謝しています)
そんなおおずみ舎の門出となる8/22。二部制でオープニングスクールを開催しました。
一部は川上村の地域おこし協力隊を経て、自分の肩書きに出会った村山航さん、村山祐理さん。
学生時代、出版社でのアルバイトを機に読書にめざめ、「地域」に興味を持った村山さん。大学4年の在学中に地域おこし協力隊に。イベントを重ねる中で「村に仕事をつくりたい」という思いを強め、村のおばあちゃんたちが作った野菜を販売する「やまいき市」を立ち上げます。ところが、野菜の単価は安く、生活をしていくことは難しい。そこで「流域」をコンセプトに、つながりのある加工品販売へと展開。やまいき市をより多くの人に知ってもらうため、広報ツールを製作する中でデザインの楽しさに目覚めていきました。
一方、村山祐理さんからは繰り返し「人」というキーワードが上がってきます。「自分をPRすることが得意な方ではないし、始めたものの、就活に苦戦して」という村山さんは大学卒業後、NPOでのインターンに参加。東北での復興支援活動を通じて「この人たちのように働きたい」という思いを強めていきます。そして「人と関わる」をテーマに仕事を考える中で「地域おこし協力隊」に着任。「過疎とか田舎とかいうことよりも、川上村の生活は全てが新鮮で」と振り返ります。やまいき市と連動したカフェ活動を展開しつつ、自分で仕事をつくり身を立てていくことの意味を噛み締める3年間を過ごしました。「暮らしていた集落の人に本当によくしてもらえた」と話す村山さん。「今も村に訪れるのですが、自分の状態に関わらず、等しく受け入れてくれる場所ができたことがかけがえない」と話してくれました。等身大のキャリアをありのままに語ってくれた、とても力強い人でした。
二部ではゲストに兼松佳宏さんをお招きしました。埼玉、東京、神奈川、石川から到着した4名のワーホリ参加者、そして川上村に暮らす樽丸職人・春増薫さん、辻晋司さんも一緒に「beの肩書きワークショップ」に参加。「むらの○○係」をテーマにすると「むらのYチェア係」「むらのクリームソーダ係」「むらの昔ながらのプリン係」「むらの万華鏡係」「むらのつまみ食い係」といった肩書きが生まれてきました。(みなさんの言葉のセンスがすばらしい)
その後はジビエ&川上村野菜のカレー、川上村でとれた桃を使ったラッシーをいただいて。(このとき、ゲストハウスHANAREに偶然知人が宿泊!一緒に食事をとりました)夜はふけていきました。
写真撮影:松本勝典