酒商のより奈良三条店・一寸バーで日本酒/奈良県奈良市
閉店をお伝えした「酒商のより奈良三条店」。大阪・奈良の3人で一寸バーへ行ってきました。
メニューを開くと「大和酒三酒盛り」「古酒三酒盛り」などが並びます。どれにしよう?迷っていたら「5種ほど、飲み比べてみますか?」と店主。
そうして注いでいただいたのがこちらです。
「左から順に飲んでくださいね。順番を間違えるとえらいことになりますから…」
左から順に「山鶴(しぼりたて生原酒)、往馬(純米)、百楽門(純米吟醸生原酒)、大倉(特別純米協会8号酵母)、花巴(山廃)」
同じ奈良県のお酒なのに、どれ一つとして同じ味わいはありません。お酒を飲まない方のためにポケモンで例えると、ポニータとアンノーンくらいの違いがあります。それでいて、どれも美味しい。
5種類を飲み比べたところで、つまみをいただきます。これがまたおいしい。
つまみをいただいてから、もう一度飲み比べると、一杯目とは味が変わったように感じます。
いや、日本酒って面白いんだなあ…
続けて、利き酒をしてみます。
「わかった!左から2番目!ん、いや、待ってよ…3番目?4番目?ん、ん、ん…」
本気で利き酒をしますが、これがなかなかわかりません。「なんか、山廃っぽい味がするんだよなあ…」「ぽいって何?いやそもそも山廃って…」
そんな会話をしていると店主が「ちょっとこちらへ」と。「そもそも山廃というのは“山卸廃止酛(やまおろしはいしもと)”の略。仕込みには奈良発祥の水酛(みずもと)仕込み、生酛(きもと)仕込み、そして山廃仕込みがあります」「日本酒の味は米の品種や状態、酵母、杜氏の考え方などで変わるので、一概に『生酛仕込みだからこういう味になる』とは言いきれないんですよ」(多分、間違いはないはず…!店主のお話を必死でメモりました)
最後に大阪から来てくださったゲストに、奈良みやげをお渡し。
こちらはつい先日、「BOCHITAKO ぼちぼちのたこ焼き屋」(三宅町)で勧めていただいた萬々堂通則で手に入れた年始限定のおみくじつき。
一寸バーで過ごした時間は、利き酒という日本酒の楽しみ方があること、さらに酒蔵巡りという楽しみかたも見せてくれました。
あらためて、のよりさん。どうもありがとうございます。